【完】純情レンアイ







「なんでやねん!さん、はい!」



「え、あ、な、ななななんでやねん!」



少し恥ずかしそうに俺にならって言う愛空に不覚にもドキッとしてしまう。



「ちゃうちゃう!もっとキレのある言い方せな!」



「な、なんでやねんっ!!」



「そうそう!ええ感じ!」



普段、標準語を喋っとる女子が関西弁喋るとか……なんか、萌える。



「じゃあ、次は……そっちちゃうねん!いや、ちゃうちゃう!そっちちゃうって言うとるやんけ!」



「え、っと……そ、そっちちゃうねん!い、いや、ちゃ、ちゃうちゃう!そっちちゃうって言うとるやんけ……?」



「あはは、なんで疑問形になっとんけ」



「だ、だって難しい……」



「んーっとな、例えば友達の顔に生クリームが付いとることを本人に伝えたいときに、右頬についとんのに左頬ばっか探って『どこどこ!?』って言っとる友達を浮かべてみ?」



テキトーな例え話を出すと、愛空は「なるほど……!」と理解したみたい。