【完】純情レンアイ







緊張とはまた違うドキドキのように感じる。
でも、緊張じゃなかったらなんのドキドキ……?



「もう私、授業に戻りま……」



「アカンって」



「きゃっ!」



榎本くんの腕をすり抜けて、立ち上がろうとしたら腕を掴まれ、バランスを崩してしまった。



私は榎本くんの胸に思いっきりダイブしてしまった。
顔をあげると、すぐそこに榎本くんの顔がある。



「あっ、ご、ごめんなさ……っ」



「大丈夫か?」



「は、はい……」



慌てて榎本くんの上から退くけど、また鼓動が加速し始める。



私ってば……どうしちゃったの?
さっきからずっとドキドキして……。



「ほんま、愛空はドジやなぁ」



「す、すいません……」



ドジっていうのは昔から親にも友達にも言われてきたことだから、否定できない。