「あれ、愛空めっちゃ顔真っ赤やで?なに、照れとんか!可愛えヤツやなぁ~」
榎本くんは私の肩を抱き寄せた。
も、もう無理………。
こんなに男の子にくっつかれたことも、絡まれたこともないので心臓がもちません……。
私の顔は火照ったように熱くなった。
「榎本くん……はっ、離れてください………」
「えーイヤや」
離れてよ!!!
もう私、恥ずかしさのあまり爆発しちゃいそう……。
キーンコーン―――
ちゃ、チャイム……鳴った……!
「はーい、授業始めるから席に着いてー」
先生、救世主だ……!
助かった……。
と、思ったのに。
「え、榎本くん……はやく席に着いてくださいよ……」
な、なんで離れてくれないの!?



