【完】純情レンアイ







「なぁ、ほんまに聞いとんか?」




そう言って彼は私の顔を覗き込む。
すると一気に距離が縮まった。




や、やばい……っ!
も、ももも、もう無理……っ!!!
顔が熱くなってきたっ!



「あ、あの……ご、ごめんなさいっ!!!」



「お、おい!」



私は頭を下げてから学校まで走った。




「はぁ……っはぁ……っ」




学校に着き、自分のしたことを思い出す。




私……道を聞かれたのに逃げちゃった……。
どうしよう……。
とんでもないことしちゃったよ――っ!!!



「うぅ……」




あの人がもし道に迷って学校に行けずに森とかに迷い込んじゃったら、私のせいだ……。