「だ、だから……っな、撫でないでくださいっ」
「えーだって可愛いんやもん」
「……っわ、私はそんな甘い言葉に惑わされるような人間じゃないですっ!」
榎本くんのことだからきっと、今まで甘い言葉で女の子たちを弄んできたに違いない。
私は絶対騙されないぞっ!
……とか思いつつ、少し動揺してる私。
ちょっとでもドキドキしちゃった自分が悔しい。
「ウソはアカンで?顔真っ赤やん」
「~~っ」
図星をつかれて、なにも言えない。
榎本くんは勝ち誇ったようにニヤッと笑って、私の右頬に手を添えた。
「なっ、なに……!?」
「俺、これでも結構一途なんやで?」
「………」
「キスしたら信じてくれる?」
「きっ、き……!?」
キス!!!?



