そして逢坂に顔を近づけた。
「ほら、俺と目合わしてみ?」
「う……っむ、無理で、す」
逢坂は恥ずかしそうに顔を赤くして、目線を下げる。
「目合さへんのやったら、このままキスするで?」
「!?い、イヤです!」
「じゃあ合わせてや」
「う……」
逢坂は一瞬だけ、俺と目を合わせた。
「あ、合わせましたよ……」
「ほんま一瞬やったけどな。よくできました」
そう言って頭を軽くポンポンと撫でた。
逢坂はそれだけのことなのに、またさらに顔を赤くする。
「ひ、必要以上に触らないでくださいっ!」
そう言って俺から距離を置いた逢坂の目には涙がたまっていた。



