【完】純情レンアイ






「ほな、行こか」



肩を並べて廊下を歩く。



「……てか、どこで食うん?」



「え、っと私は中庭に行こうと思ってました」



「ふぅん。じゃ、中庭まで案内して」



私は中庭まで榎本くんを誘導する。



「ここです」



「へぇ、綺麗な中庭やな。花とかいっぱいあるやん」



「そうですね」



ウチの学校の中庭はたくさんお花が植えてあって、色鮮やかだ。
私はそんな中庭を気に入っていたりする。



適当な場所に腰を下ろして、榎本くんと向かい合ってお弁当を食べ始める。



ど、どうしよう……周りに人いないし、男の子と2人でお弁当食べるのとか初めてだから緊張してきた……っ!



「ここってあんま人おらんのやな」



「そ、そうですね……」



上手く会話もできないし、私ってばダメダメだ……。
まぁでも私といても楽しくないことがわかれば、榎本くんもこれからは他の人と食べるようになるよね……。