「紗季。私行ってくるね。行って大和に気持ちぶつけてくる。」 「うん。頑張ってきな。愚痴くらいいつでも聞くからさ。」 また紗季に背中押してもらった。 紗季には頭が上がらないよ。 「ありがと、紗季。私を理解して助けてくれて。」 「親友なんだから当たり前でしょ!いつから親友やってると思ってんのよー。」 「私、紗季が親友で良かったよ。」 こんなこと初めて言った。 今までは照れ臭くて言えなかったけど やっぱりいいね、親友って。 私はケータイだけもって家を飛び出して向かった。 愛する大和の元へ。