「じゃぁまたね」
「うん!!」
家の前につくと、伊織くんが頭をなでてきた。
昔もよくなでてもっらていたので、純粋にうれしかった。懐かしかった。
「よかったらまた遊びにおいで」
「ほんと? やった!!」
「甘いココア用意しておくね」
「うん!!」
伊織くんは昔みたいにほほ笑むと、手を下して来た道を戻り始めた。
その背中を少し見送ってから私も家の中へ入る。
「ただーいまー」
「お帰りなさい。モモは渡してくれた?」
「もっちろん」
「ありがとう。助かったわー」
「いいの。久しぶりに伊織くんに会えたし。夕飯は?」
「あと30分くらいよー」
「はーい」
靴を脱ぎ、部屋へと上がる。
次はいつ伊織くんに会いに行こうか…なんて浮ついたことを考えながら。

