「その容姿なら、男なんてとりあえず選り取りみどりでしょう――実際、女達には求められているのだから――」
「――――」
「足りないのは、自分を信じる想いと多少の強引さかしら――」
「――――」
「だんまり――耐え忍ぶ憂いのある女でも演じているつもり――」
「――――」
「その沈黙は肯定、それとも否定――まぁ、いいわ――見ていてあんまりにも煮え切らなく、可哀想だから、私から贈り物をあげるわ――」
女は、すうっとルナに密着し、緩やかで旋律的な弧を描く頬を両手のひらに収める――。
「んうっ――」
驚きと悦びの感情が僅かに溢れ、ルナの全ては女に委ねられてゆく――。
それをいい事にルナを押し倒し、「未熟」さと「成熟」さが混在する「希少」な魂の果実を、唇を介し味わう女――。
火照るルナの躰――。
だらしなく間隔の空いた穢れない両太股の間を女の膝が叙情的に這い、滑り込む――。
言い知れぬ感覚に陶酔していたルナは、無意識に閉じていた瞼を開放した――。
絹の様な触感の女の髪が顔に触れ、こそばゆい――。
その髪が満月の光で虹色に煌めく――。
感情的かつ官能的に、女は「贈り物」をルナに贈る――。



