精一杯に強がって見せるルナ――。
「あら、好きじゃないの――なら、誰かに獲られてもいいって事ね――」
「初めて逢って間もないのに、好きとか獲られるとか――わからないわ――」
「じゃぁ、あなたは除外ね――」
「何が――」
「私がここまで言っても、曖昧な態度に終始するって事は、テルくんの争奪戦からは降りるって事でしょう――」
「それは――」と言おうとした矢先、女は間髪入れず、ルナの存在を無視し、一人でいけない妄想に耽る表情を創り、妄言を紡ぐ――。
「さぁ、テルくんは誰を選び――」
「恋人となり――」
「手を握り――」
「密会を重ね――」
「キスをねだり――」
「躰を触れ合い――」
「快楽を共有し――」
「男と女の関係に――」
「堕ちてゆくのかしら――」
ルナの意識を挑発する、言葉と仕草による女の「暴力」――。
「天真爛漫のミナ、しなやかな繭、従順な茜、不思議なマリネ――この誰をテルくんは選び、抱くのかしら――」
「くっ――」
「あぁ、忘れてた――腹黒さも旨みとなるロリなミレイと、強気な琴音も候補ねぇ――」



