「あら、この短時間で少しはやる様になったわね――」
ルナの仕返しに感心し、悦びを女は得る――。
「気に入らない――用がないなら、この場所から出て行って――」
女の弄びを切り裂く、ルナの言葉――。
「しょうのない子――」
「あなたが、こんなんだと、本当にテルくんは椿ヶ丘からいなくなってしまうわね――」
「さっきからテルくんテルくんって、知った様な口振りで――」
ルナは、女に「独占」された存在を引き剥がす様に、「想い」に力を込めた――。
「あら、テルくんとはさっき密会したわよ――」
挑発する眼差し、ルナの想いをさらりとかわす物言い――。
「自分が追い詰められているのに――優しかったわ――」
含みのある表現を用い、女は切なくも恍惚に月を見つめる――。
「くっ――――」
「あら、気になる――私とテルくんの関係が――」
「別に――あなたの安い挑発でしょ――」
「今、悔しがってなかった――」
「あなたの人を食った、その回りくどい言い方が、私と相容れないのよ――」
「ふふっ、それはお互い様じゃない――」



