マルメロ


ちょこんと、顕わになった太股に両手を乗せ、ルナは曇りのない瞳で彼の反応を見る――。



「もしそうだったらオレ、この学院にいないかも――」


暗に否定派の「総攻撃」を示唆した彼の回答――。



「うふふ――かも――」


ルナが素直にはにかむ――。


「でも――ごめんなさい――」


はにかんだ後、宙に浮かせた視線で謝った――。



「どうして君が謝るの――」


「ルナ――でいい――」


「きっとファンクラブが、そ、その――テルくんを妨害してたでしょ――」


彼を、くんづけで呼ぶ恥ずかしさで身を捩り、ルナの頬が赤らむ――。


「ル、ルナはくんづけ派か――まぁ確かに、妨害というか巧妙にオレとルナを近づけない様にしてるよな――」


「彼女達も、悪い人達じゃないんだけれど――」


「オレもマリネに相談したけど、良い策が浮かばず、ここまで時間が過ぎてしまって――」


「テルくんが謝りたいって事は、マリネちゃんから聞いてた――」


「私も、話しをしたかったけど、いつも彼女達に取り囲まれちゃって――んもう、自分が情けない――」



ルナは自戒する――。