マルメロ


「おおっ、マリネっち――何か良い知恵を授けてくれるのかい――」


「事情通のマリネっち様が、御降臨されたっ――」


自ら進んで「参戦」したマリネに驚き、繭とミナが興奮気味にそれぞれ言った――。


「んふふっ、あたしルナちゃんとは小中ずっと同じクラスだったから、それなりに情報は取り揃えておりますよ――」


寝ぼけまなこを擦り、マリネが小さい上半身を起こす――。


「ねえねえマリネっち、ルナってどういう子なの――」


「ルナちゃんは小学生の時から、あんな感じだよ――」


ミナの問いに、簡潔に答えた――。


「ルーツはスイスの名家って聞いたよ――ルナちゃん自身はクォーターだけど、あのスタイルと容姿だから、小中時代は男子や、良く思わない女子達のからかいや、妬みと戦ってた――そして、常に勝ってきた――」


そう言うとマリネは、友人を「何様」と表現したミナを「ふんわり」した目で見た――。




「ちょっと、不適切な表現だったかな――」


マリネの想いを読み取り、非を認め、ミナが軌道修正し「あっけらかん」と言い放つ――。


魂の穢れていない、ミナの魅力――。