「テルくんも、わかっていると思うけど、所詮は興味本意だから、時が経てばこういう風になるよ――」
「誰が悪い訳でもないし、テルくんが落ち込む必要もない――テルくんは、テルくんであって、テルくんなりの魅力があるんだよ――今は皆、表面的な部分しか見てないから、これからじっくり、テルくんの良い部分を見せてあげればいいよ――」
「ほら、良く言うでしょ――美人は3日で飽きるって――その法則に沿うなら、イケメンも3日で飽きるのよ――」
「ほぉぅ――まゆっち別次元――」
ミナが瞳を輝かせ、感嘆する――。
彼は、ミナと繭を見た――見たというより、性格を見比べたという表現が適切だろうか――。
クールビューティーで、「切れ味」鋭い佇まいのミナ――幼さの粉砂糖を全身に纏い、「甘み」と僅かに香る「苦み」を両立させている繭の佇まい――。
少女成分が、高い割合で内包されているミナの性格――冷静で、端的な視点を持つ性格の繭――。
ミナのそれに関しては、中学時代に垣間見る機会もあったが、繭の性格は彼も感心がある様で、ミナと繭の対比はそれこそ、「興味」の対象なのだ――。



