はっきりいって僕はずっとショーウィンドウに飾られていたからあまりきれいじゃない

買うなら中にあるきれいな仲間たちのほうがいいはずなのに

なぜかおじさんは

他の人形には目もくれずショーウィンドウを指差し

『あの人形をください』といった






僕はおじさんの人形になった