2度目の恋

「で?どした?」

「先生真面目に聞いてくださいよ。」

「うん、聞くけどさ。敬語やめない?俺あんまみんなと年変わんないよ?」

「先生いくつなの?」

廉が聞くと、先生は24と答えた。それに続けて廉が、俺らはね16歳になるんだよ!と答えた。

「高1か。」

「うん!いいっしょ!」

「おん。いいなぁ。」

先生の顔が少し暗かった。

「でね先生用件なんだけどさ。」

「うん。ゴメン忘れてたわ。」

「舞香ね。勝利君だけ憶えてないの。」

「えっ・・・?どういうこと?廉とあやみの事は憶えてるってこと?」

僕はコクンと小さく頷いた。すると、先生が口を開いた。

「わかった。検査しよっか。舞香の頭。」

僕がとっさに顔を上げると

「安心しな。手術的なのじゃないからさ。」

先生違う僕が恐れているのはそれじゃないよ。

舞香が僕の事を本当に忘れているって解ったときの僕が怖いんだ。

『理解しなきゃ』っていう僕もいれば『いや、あれは舞香の演技かも』って信じていない僕がいるんだ。

もう、心がズタズタだよ。