2度目の恋

するとその近くにいた男の子が

「お姉ちゃん助けてくれてありがとう。大丈夫?」

やっと理解できた。きみはこの子を守ろうとしたんだ。

「舞香?ねぇ、大丈夫?おい!舞香!?おい!」

僕がいくら話しかけても返事がない。

「っ、きゅ、救急車!!」

僕は自分のスマホで電話をかけた。

「もしもし!人がひかれたんです!場所?○○です。はい。はい。お願いします
 」

「舞香?もうすぐ救急車が来るって。もうちょっと頑張って?お願い。」

恋人が事故に合うドラマってよくある。僕もよく見る。

見てるだけなら【もっとこうすれば】とか思うけどいざ目の前で起こると確かに声掛けしかできない。高1の僕でも解る。

ずっと舞香の名前を呼んでいると救急車が来た。

担架に乗せられ舞香が救急車に入っていった。

「あの、僕も一緒に行っていいですか?」

すると優しそうな救急車の人が、

「もちろん。君の彼女絶対助けるよ。」

「っつ、お願いします!!!」

救急車に乗ると僕はきみの手をずっと握っていた。