2度目の恋

僕はあの後先生に抱かれながらいっぱい泣いた。

「勝利。いい加減泣き止め。お前もう高1やで。」

「うん。もういい。」

「・・・じゃあ、飯にする?」

「え・・・。先生なんか料理作れんの?」

「おいおいおい。なめんなよ。パスタでもハンバーグでもなんでもこい。」

「じゃあ、ハンバーグ?」

「疑問形かよ。ええよ。作ろ。一緒に。」

「先生関西人なんだ。」

「おん。大阪生まれ。大阪育ちの24でっす。」

よし、作るぜ~~!って先生張り切ってたけど材料がなかったことに気が付いて
スーパーまで買いに行った。

「よし!必要なものは、全部買ったな。あ、勝利。いつものジュース買ってきて。」

「うん。あの三種類ね。」

「YES。あの三種類。」

僕が二本ずつジュースを手に取ると、舞香の好きなジュースが目にとまった。

・・・紅茶。事故になったあの日。選んだのも紅茶だったな。

「勝利?どうしたの?」

「先生。紅茶も買っていい?」

小瀧先生は、理由も聞かず

「いいよ。ただし、一本な。」

「わかってるよ。先生ケチだもんね。」

「あ?コンニャロー!」

二人で笑いながら、レジに行った。