‥…なんだろう
癖‥…なのかな。自分を
強く見せようとする‥…
はぁ、なんで凛と同じ部屋にしちゃったんだろ‥…
「一人‥…か‥…」
凛&蓮夜
時雨&玲奈
お父さん&お母さん
‥…私
なにこれ、寂しすぎる
蓮夜ぁ‥…
コンコン
「ん？」
誰？
「はーぃ」
「‥…」
無言で入ってきた蓮夜
え、っともしかして‥
怒りに来た？‥…
「凛、がさ、」
‥…凛か‥…
なんか嫌だな、もやもやする
凛の話しないでよ‥…
「親父‥…の事好きなんだってよ‥…」
‥…え？
凛、が？
「杏璃には、話したいって
言ってるから‥…よ」
「そ、そうなの！？
気づかなかった‥…」
びっくりしすぎて
心臓バクバクしてる
凛が？お父さんを？
「そんだけ、じゃあ」
あっちょっと
「待ってっ蓮夜っ」
「‥…なに？」
すごい勢いで睨まれた
なにこれ、足が竦む
蓮夜の眼は冷たかった
「っあ‥…ごめん、大丈夫？」
「え、うん‥…」
‥…なにが？
なにが、大丈夫なの？
いつもの馬鹿蓮夜じゃない
謝らないと‥…謝らないと‥…
「あのね、蓮夜、っ
部屋一緒じゃなくてっあのっ」
「ごめんな、獣で」
「え？」
蓮夜は悲しそうな顔をした
「違うんだよ、俺、杏璃が好きだから
いろいろしたくなって‥…」
違う違う‥…蓮夜は悪くない
私が‥…私が‥…
「付きあえて浮いてたかも、
ごめん、冷静になるわ」
「蓮夜、っ」
ガチャン
あ、あ、どうしよう
どうしよう。どうしよう。‥…
私が悪いのに‥…
