はあ、ついに来た‥…


水族館とか行ってられっかよ‥…


俺の家にはすでにあの三人の姉妹



「起きろ、蓮夜。時雨はもう起きてるぞ」



「わかってるって‥…」



んまー、着るもんは昨日決めたし‥…

顔洗おうと部屋から出たら杏璃が立ってた

壁にもたれかかって寂しそうな顔だった



「杏璃‥…ちゃん?」



そうすると、杏璃は体をビクつかせた



「あ、おはよう!蓮夜。」



いつもの作り笑い。飽きたわ、それ‥…



「なにしてん?」


「え、あ、考え事!」



こんな所で考えことかよ。笑


ってか、服装俺の好みなんですけど‥…


白いレースのワンピース‥…脱がしてえええええええ!!!!


ってまあ、なるわけで、←


杏璃はまた作り笑いして首を傾げた


ポニーテールが揺れてる、めっちゃかわいい


って、なにAKBの歌詞みたいなこと言ってんの、俺はいつから


秋元康だよ。


まあ、Twitterにつぶやこう





俺の妹になる奴、めっちゃタイプ







なんか、尋常じゃないお気に入りされたけど、キニシナイ



「そろそろ行くか!今日は県を跨ぐぞ!」


「はあ!?」



県を跨ぐぞって、何県行くんだよ!!



「ちょっとお買い物して、夜になったら移動よ♪」



いやいや、♪じゃねぇーよ!!


ハードスケジュールじゃん!!



「マジかよ‥…」



凹んでると杏璃が近づいてきた。



「蓮夜。そんな凹まないで?楽しいよ?」



にこーっと笑う杏璃。作り笑い。だから、飽きたわそれ



「おう‥…」



母親 親父

玲奈 凛 時雨

杏璃 俺



みたいな座り。杏璃とは気があって話は途切れることはなかった


買い物も済ませて移動中の社内。


座先ごとにカーテンがあって仕切りみたいになってる


凛が寝て窓際に行ってる。玲奈と時雨は二人に仲良くおしゃべり


杏璃と俺は座席倒して寝ながら喋ってる


「杏璃はさー‥…杏璃?」


返事がないしかも、俺と反対向いて寝てる


「寝てんのかよ、」


つまらなくなってTwitterを開いた


おれが杏璃の後ろ姿盗撮したやつ、貼り付けたんだけど


まあ、いけないことだけど


かわいい!とか、俺の彼女にしたいとか


ふざけんな、杏璃は俺のだ。笑


え、俺の?ん?いやいやいやいや‥…wwww


俺の妹だよな、うんwwwww


そのまま、モヤモヤしたままパーキングエリアへ


杏璃が起きて二人でぶらぶらしてた



「たぴおか!」



杏璃はたぴおかの店に直行



「買ってやろーか?」



そう言うと杏璃は目を輝かせた。



「やった!蓮夜、ありがとぉっ」



俺の腕に抱きつく、杏璃。偽りのない笑顔をした。初めて。



「んーっ、さっぱりしたのがいい!♡」



ニコニコ笑ってる杏璃。可愛かった。愛おしかった。


然程、歳は変わらない


こうなることと分かっていた。


俺の心の何かが動いた