「遊びだったんだね」




口から出たのは予想外の言葉




蓮夜はただ悲しそうな顔を
しているだけ




「待ってっ杏璃、っ」



玲奈が駆け付けた



「違うの、蓮夜は、蓮夜はね?」



「そー思っとけば」



後ろで壁にもたれかかってる
時雨がいった



「うん、そう思ってもらっても
構わない」


「、、、さいてぇな、男」


「うん、おれは、最低だよ」


「開き直り?やめてくれる?」


「うん、ごめんね」




私は落としたお風呂セットを
とって
蓮夜を押しのけてお風呂場に行って






シャワーの音に啜り声を隠して
溢れだす涙を隠した