「雫っ!」

何で??どうして雫が!?

雨が降っていなかったら来られないはずなのに....

わたしは外へ飛び出した。

「雫!どうして..」

「真琴!ごめん。ごめんな。あんなこと言って...。」

「もう、いいの..。それよりどうしてここへ?来られないはずじゃ!」

「真琴にどうしても伝えたくて。俺もお前が好きだ。」


ーーーえ?

今、なんて言った?

「だから、泣くな。俺まで悲し」

ドサッ.....

「しっ、雫!?」


わたしは雫を抱き上げた。

「雫..。消えちゃうの??嫌だよ...。」

涙が溢れた。

せっかく、雫の気持ち知れたのに..

わたしのために、こんな無茶して。

「俺はもうすぐ消える。だから、少しだけ目を閉じてて」