冷たい姫の憂鬱


「美尋、んじゃーな」

と、そんな事している間に教室についたらしい。

「放課後は…「来なくて良い」

私は今日の送迎当番の長兄新の言葉を切り、言った。

「キャーーーーーーーーー!!!!」

何事かと思えば、女子の悲鳴なのだから驚きだ。

新の久々の登校により、女子は騒がしい。

毎回、こんな事が無ければいいが……

と、思う私だった。



それから、数日後……

無理だという事を悟った私でした。