冷たい姫の憂鬱

しつこくユウヒが話しかけてくる。ってか、あたしが迷惑に思ってるの伝わらないのかな?
「しつこい、ユウヒ」

「うっれしぃーなぁ。名前覚えてくれるなんてぇ。ありがとぉーねぇ?」

「お前、しゃべり方ウザい。黙れ。」

「そいつの言うとおりだぜ、ユウヒ。少し黙れ」

ヤツが制す。

ありがたい。

「んじゃ、あたしもう行くわ」

「おう、みーちゃん、またねー。今度は家にあそびに行くね!」

「えぇ、待ってるわ」