調子に乗った。 オレは本当に、なんてバカなことをしたんだ。 大好きな彼女を追い詰めた。 嬉しかったんだ。 まさか手作りのお菓子が貰えるなんて思ってなかったから。 突然のサプライズに、バカみたいに舞い上がってしまった。 「広野くんが喜んでくれて私も嬉しいっ」 そんなふうに、頬を赤く染めて君が言うから、もしかしたら………って。