もう一度。 もう一度だけ、彼女の顔が見たくて、ちょっとだけ振り返る。 彼女は、何を思ったのか自分のほっぺをつねっていた。 やわらかそうなほっぺがぷにっとしていて、オレの心をくすぐる。 少し赤くなったほっぺをさすりながら、彼女は笑みを零した。 オレのシャーペンと消しゴムを、大事そうに握って。 神様……。 もしかしてオレ、少しは期待しちゃってもいいですか?