「どういうこと?」 私が家に帰るなり、ごみ箱から出てきたのは使用済みの避妊具。 全く気付かなかった、といえば嘘になる。 それでも、私に彼を責めるくらいの権利はあるだろう。 ――――私は、浮気されたんだから。