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「っ、み、お……海音っ……、
うぁぁぁあああーーーっ!!」


海音のおばさんからもらった
1枚の紙を読んで、俺は泣きくずれた。


あのとき、
俺が海音をひとりにしなかったら……。


あのとき海音は、どんな想いで
俺の告白をきいていたんだろう……。


ノートからちぎったと思われる紙には、
こんなことが書かれてあった。



















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大空へ。
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大空、ごめんね……。
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傷つけちゃってごめん。
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ほんとうは、あたしも大空が好きです。
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でも、死んでしまうあたしに
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大空をしあわせにはできません。
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あたしは、
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“海音”ってなまえが嫌いだった。
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だって、大空と平行になっているから。
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空と海が交わらないように、
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大好きな大空とあたしも
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交わらないのかな……って。
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