「どうしてこんなことに」


狩人は、目をつぶって、つぶやいた。


「まったくだ」熊はため息をついた。「さあ、そろそろ殺してもらおうか」


狩人は、歯を喰いしばり、しばらくの間、上を向いてから、立ちあがって、うなずいた。


檻の前に立ち、猟銃をしっかりとかまえた。


「じゃあな」


「ああ」