絶対王子は、ご機嫌ななめ


そんなこんなしているうちに、仮眠室に到着。一番奥の部屋に押し込まれるように入れられると、後ろ手にドアを閉めた政宗さんが私の唇を奪う。

それはいつもに増して激しく、息さえも吸わせてもらえない。キスの角度を変えるときかろうじてできた隙間から酸素を取り入れても、それももう限界に近づいていた。

「苦しかったか?」

「……はぁ……政宗さんの、いじわる」

「お仕置きだからな、普通じゃ意味ないだろ」

政宗さんと付き合うようになってわかったこと。

それは、彼がSだったこと。それも超が付くくらいのドS。

ここでは言えないような、あんなコトやそんなコト。あんなトコロやそんなトコロ!?までって毎回驚かされて、刺激的な毎日だ。

「ここ、仕事場だよ? それ、わかってる?」

「誰に向って言ってる。なんだ、おまえは知らなかったのか?」

そういうことじゃないんだけど。

呆れてそっぽ向いたら、後ろから抱きしめられて、胸元にそろっと政宗さんの手が伸びてきた。

「な、なにしてるんですか!? やめて……」

誰かに聞かれちゃマズイと、小声で訴えてみても。

「身体はそうでもないみたいだぞ」

と耳元で囁かれたら、とろりと身体が解け始める。