「ちょっと政宗さん。庄司さんはお客様だよ。そんな偉そうな態度、とらないで下さい」
「そうだよねぇ。政宗くん、大人げないよねぇ」
庄司さん、あなただって大人げないですよ。
とは、面と向かっていえないけれど。でもこの場合、100%政宗さんのほうがいけないから。嫌味の一つも言い返せない。
「おい円歌。ちょっと柚子借りてもいいか?」
また始まった。政宗さんの自分勝手な行動。
「もうホント、いい加減にしてよね。昼休憩を三十分早くしてあげるから、さっさと連れてって」
円歌ちゃん、政宗さんの相手が面倒だからって、そう毎度毎度私を貸さないで下さい。
救いの手を差し伸べてほしくて、目で助けを乞いてみたけど。見事、円歌ちゃんはそれをスルー。さっさと自分の仕事に戻ってしまい、私はまんまと政宗さんに連行されてしまった。



