息、できないんですけど……。
如何せん恋愛経験初心者の私には、こんな時どうやって息をすればいいのかわからなくて。政宗さんにされるがままになっていたら、息が苦しくなってきてしまった。
頭がクラクラし始めて、『これは恋のめまいなの? それとも酸素が足りない?』なんて、どっちでもいいようなことを考えてしまう。
でもそれも限界を感じると、政宗さんに伝わるように胸を数回叩いた。
「悪い、苦しかったな」
離れた唇がそう呟くと、私の頬を温かい手が包み込む。
「ううん……」
本当は苦しかったけどね。こんな時でも素直になれないのは、政宗さんが私のことを求めてくれるのが嬉しくて……。
「お前が俺を本気(マジ)にさせたんだ。ちゃんと責任とれよ」
「せ、責任って言われても……」
何をすればいいのか分からなくて口ごもる私をよそに、政宗さんはシャツのボタンをひとつずつはずしていく。



