横山兄妹

祖父は私と兄に笑顔を向け

「お前らは2人でくらしたいんやろ?」


祖父の目を見て私達兄妹も真剣に答えた

「「はい」」



「なら、好きにしたらいいさ
金銭的な事は気にするな
家はわしが探しとくから」


これから祖父に頭上がらなくなるななんて心の中で苦笑いした



もちろんすぐ兄と2人で祖父にお礼した





その後の晩飯の時に祖母と父から2人で暮らすことについていくつか条件を出されたが2人で住むことを認めてくれたから特に不満もなかった



条件の内容は
一つ目は兄が卒業するまではここに住むこと
まあ、これは私もそうなるだろうと思っていた

二つ目は兄が大学に行くこと
これは予想外だったけど兄もその方が良い仕事に就きやすいだろうから私も賛成だった
ただ、兄は学校に行ってないから勉強の方がとても心配だ

三つ目は保険金は私達兄妹の学費に使うこと
生活費は父が払ってくれるらしい
とてもありがたいが大丈夫なのだろうか
まあ、でも父はそれなりに収入あるから甘えさせてもらうことにした

そして、四つ目はたまにはここに顔を出すこと
そんなこと条件に出さなくてもいつでも行くのにな


以上この4つが条件