「...んー...おいし...」


花が開くように
そこから世界が始まるみたいに

ふわ、っと
あの子は笑った。



「......いつもお菓子ごめんね」

『...気にすんな』

「...気にしますよ」

『.........』

「...メール、だと、
饒舌なのに...やっぱ、無口...だね」


元々、っていうのもあるけど...
正直、何を話せばいいのやら...