「うおおお早く開けて姉ちゃん!」
『分かってるから、
うるさいってば...』
開けてみると、そこには
「...!!?!?!
なんだ、この綺麗なのは!!」
『わぁ...!
ユニコーンと、うさぎの...
飴細工...!』
小さな、ユニコーンとうさぎが入っていた
屋台で売られているようなものなんかじゃなくて
ユニコーンには角の模様まで、
うさぎは色もついていて
耳には小さな花の飾りまで。
細かなところまで手を加えられていて
一目みて、プロが作ったことが分かる
「すげえ!食べるも勿体ないね!
俺ユニコーン貰うね!じゃあね姉ちゃん」
有無を言わさず、
ユニコーンを手に去る弟
『ちょっ......まぁ、いいけど』
手にとったうさぎは、
まるで絵本から出てきたかのような
キラキラと、輝いて見えた

