≪遥斗side≫



やべえ、嬉しい


目の前で少し照れながらもはにかむ彼女を見ながら


俺は喜びをかみしめていた




可愛い、ほんと可愛い
やばいくらい可愛い


いつの間にか、夢野さんは俺の前では言葉が詰まることもなくなっていて


もう、俺の事は怖がってない
って、そう言われてる気がして

夢野さんにとって
俺は特別なのかなとか

推測にしか過ぎないけど
色んなことを考えてしまって


『~~~~っしゃ』

「?なに?」

『なんでもない』


思わず小さく握りこぶしを作るくらい
すごくすごくすごく、嬉しかった