「お前………バッカじゃねぇのぉ〜っ!?」
俺の脚のギプスをバシバシと叩いて、恭吾は笑い転げた。
「階段でこけて脚骨折!?ぬはははは!ダッセェ〜〜〜。お前、名前"護"のクセして、自分のことすら守れてねーじゃん!ブフッ」
「ちょ、おい。静かにしろ。ここ病室なんだぞバカ」
「しかも、入院て!何事かと思って来たら骨折で入院かよ!ヒィ〜っ、腹いてぇ!殺す気かお前!」
「だから、うるせぇって!」
笑いの収まらない恭吾に俺は頭を悩ませる。
そこまで笑うことないじゃないか。
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