君の笑顔で







まぁ、欲丸出しの俺が期待を胸に膨らませて美術を選択したものの、そんなウワサはでっちあげだったため奢ってもらえたことはないのだが。






「とにかく。ちゃんと宿題やっとけよ、暇人」



「おお、ありがとな。あれ?もう帰んの?」




立ち上がった恭吾はニヤッとすると、





「これから美代子ちゃんとおデートなんですぅ。わざわざ愛しのハニー待たせて宿題持ってきてやったんだから、感謝したまえ、護よ。頭が高いぞ」




と俺を指差した。





「へーへーそうでっか。そら忙しいところ、どうもありがとうござんした」




「うむ。くるしゅうない」