時を遡ること10年前、俺『戦国 遊助(せんごく ゆうすけ)』はまだ小学生だった

俺はとても平凡だった。
身長もクラスでちょうど中間くらい
運動会の徒競走では3位や4位
友達と呼べるやつもそれなりにいた
ひとつみんなと違っているとしたら母がいないことくらいだ


母は俺を生んですぐ息を引き取ったそうだ
そんな俺を男手ひとつで育ててくれた父には感謝していた

当時小学生だった俺の記憶が正しければあれは6月10日、俺の誕生日だったと思う
父が二人の女の子をつれてきたのは……

そして
『遊助、誕生日プレゼントだ』
このプレゼント!?により俺の生活は大きくかわっていった……