うー。嫌だなー。大神くんの奴隷なんて…。

「…い、愛‼聞いてる?」

「えっ!聞いてるよ」

ん〜、奴隷なんてどんな事するんだろ?

ピロン♪

ん?誰だろ?

「ゲッ‼狼くんだ!」

【アイスティーとツナマヨおにぎり持って、資料室に来い】

はぁー!めんどいなー。なんで自分が‼
『お前コレから奴隷なっ!』
なんて言ってたなー。

昼休み来ないで!

キーンコーンカーンコーン

うっ!来てしまった。

さぁ、資料室に行きましょうか。

ガラッ‼

「遅い!」

「はい?なんでよ。それと、コレ。」

「ん。ありがと」

えっ。意外な言葉が…。

バッ‼

顔上げたら…。

「顔近い‼」
うー。この距離のアイドルスマイル反則だ‼

「顔赤いよ?」

「・・・っ」

「ははっ、カッワイー」

「なっ‼こういうのは、好きな人に言って」

「ん。そうする」

そーだよ。
そういえば、誰かにこいつに裏があるって事言ってなんか自分に害あるのかなー?

「ねぇ。私が、お前に裏があるって友達に言ったら、なんの害がある?」

「ん〜、そうだなー。悪い噂を流すとか?」

えっ。それは嫌だ。高校ライフが、こいつにぐちゃぐちゃにされるのは嫌だ!

「ん。だから、頑張れ‼」

「嫌ですー。唯には言いますから‼奴隷もやめますから‼」

「イイけど、お前がどうなっても、知らないよ?」

うっ!

「はいはい、分かったよ」

この奴隷という仕事は、地国だった。