「はーいっちょっきーんっ」 あたしと斗真君はその声の主によって 手が離れた。 バッと後ろを見ると 「なんや〜?あんたら付き合ってんか?」 練習帰りの越中だった。 「裕也かよ、付き合ってねーよ」 「だよな?無理やり手を繋いでる感じやったし?」 「…は?」 な、なに喧嘩しようとしてるんだ あんたたち!!