そしてその日の鬼ごっこは

「お腹すいたから解散!」

という拓人の一言で終わった。

気まずかった私にとっては、
逆にありがたいことだった。
そして、これからどういう風に拓人と接すればいいのだろうか、という不安が頭の中で渦巻いていた。