鬼ごっこの途中、私はいい隙をみつけた。言うなら今しかないかな。


沙奈『拓人ー!』

拓人「ん?」

覚悟はできた。
当たって砕けてやる。

沙奈『拓人、私の好きな人言うね。』

拓人「おぅ、」

沙奈『誰かに聞かれたら嫌だからむこうの方、行こ?』

拓人「はいはい」



誰もいない道路の真ん中


拓人「早く言って?」



沙奈『わかった…私が好きなのは…君。』

拓人「……そうなんだ…聞くんじゃなかった。」

沙奈『そ、、そっか…』

拓人「それじゃ、俺もう戻るから。」