ー翌日ー
城の中をレイカを連れて歩いて行く。…もちろん、歩みの早さを弛めて。
「レイカ、調子は?」と言うとレイカはガチガチの体で
「緊張してる。…大丈夫かな?」と不安そうな顔で俺の顔を見る。
「大丈夫。緊張しなくて良いから。」と微笑んだ。…?
「レイカ、顔赤いぞ?大丈夫か?」と言うと
「クロードのせいだもん!」とぷいっと顔を横に向いてしまった。しばらく歩いて
「さ、着いたぞ。」と言うとレイカは
「ここは?」と言うと
「父上の執務室。…今は家族と議長、副議長がいる。」と言うと扉を守ってるアースの騎士に開けるように促すと騎士は開けても良いか部屋の中に伺うと開けると俺たちに言い、扉を開けた。
「失礼します。」と俺が言うと
「入りなさい。」と父上の声がした。…この部屋は二重扉だ。俺は開けると
「その子か?昨夜に話していた子は。」と父上が固い声で言う。

