「なぁ、さっきからなんなの?俺のことジーっとみてさー。」
穴が開いちゃうよ、まったく。
「いや、春馬さんと仲良さげに話してたから知り合いなのかなって。」
あー。そーゆーことね。
「んーとね、昔からの知り合い。」
とりあえずこう答えることにした。
「そーなんだ!あ、俺は鈴村 仁科って言うんだ。よろしくな!」
仁科はなんかザ・チャラ男って感じ。
こりゃ、相当遊んでんな?
…顔がイイって罪だな。
「ん、よろしく。」
じゃあ、俺は寝ようかなー。
春馬の授業なんてつまんねーし。
おやすみー。
俺は眠りについた──。
「面白いヤツ見つけた。」
仁科がそうつぶやいていたことも知らずに…。
