てことで、私達の委員会選挙がスタートした。
一応私もみんなにいれてねって良い回ったりはした。
みんなみたいに看板は恥ずかしくて作れないけどっっ。

そして発表の日。

「まず、会長から。
神沢翔さんっっ。」

ここは、当たり前でしょ~ねっ!

「次は、副会長。
斎藤まいさん!!」

おめでとうございますっっ。

って、斎藤・・・

あっ、なっちゃった!
複雑。
やりたくもない、ましては、会長が翔となればやりたかった人に全力で変わりたい。
でもそんなことも言えないし。
とりあえず前に出てあいさつをして。



やっぱり複雑。
教室に行くと睨む女子。
本当にスミマセン。
あまり関わりません。
なのに先生っっ。

「じゃぁ、決まった2人は、早速今日集まりあるから!
よろしくなっっ!!」

こんなこと言うから私も睨む相手は違うけど全力で先生を睨む。
八つ当たりでごめんなさい。


放課後。
「お前なぁ、顔怖いから」

「どーせっ、可愛くなんてありませ~んっっ!!」

「可愛くないなんて誰も言ってなくね?」

「からかわないでくださいっっ!」

「とりあえず俺、会長だからよろしくな」

「最悪だ。」

「口に出して言うことかなぁ?」

「もー、帰りたいっっ!」

「いゃ、まずはこの書類やるんだよ!」

「はぁい。」



「「出来た!!」」

「ん、終わったな。」

「はぁ、良かった。」

「とりあえずもう遅いし、部屋まで送るよ?」

あんまりやさしくしないでください。
これじゃ、せっかくした恋も変わっちゃいそうで怖いんです。
竜と一緒にいたらすっごく楽しいけど、竜の時のドキドキが翔へのドキドキにうっちゃって。

って、なに考えてんの自分っっ!
今はただ、少しやさしくされたからなの!

「おいっ、なにこっちみてんの?
もしかして、惚れた?」

「バカっ!」

「ww面白くねーの、ほらまた迷子になんぞ?
まぁ、俺は、笑いのネタが増えるから良いけどさっ。」

そういいながらも私の準備を待ってたくれるのは逆にズルいよ。