その頃の俺は恋に依存していた。

誰かが傍にいてくれないと死んじゃう

とか、

温もりが欲しいとか友人に話していた。

だけど、誰でもいい訳じゃなかった。

本当に好きな人じゃなきゃ

だめだったんだ。

そんなある日。

友人の紹介で男の人と会う事になった。

その人の名前は神崎誠という

いたって普通の人だった。

「初めまして、神崎誠です。」

「初めまして、亀梨和也です。」

思っていたより爽やかな人で

すごく優しかった。

でも、なんで、

なんでなんだろ。