洗濯が終わり服を干した。

その時もずっと泣いた。

視界がボヤけても何回も拭い干した。

「はぁ、終わり。」

でも、行くか迷った。

居なかったらショックだし、

もし居たらどうすればいいか分かんないし

頭が混乱した。

でもなぜか、出掛ける服に着替えてる俺。

「いいや、行かなきゃ分かんないし。」

そう思い、公園に向かった。

いつもより足取りが重い。

普段は早いペースで公園に着くのに

今日はゆっくりペース。

やっとの思いで着いたが…

「居るかな。」

チラッと公園を覗くが仁の姿はなかった。

「はぁ、やっぱり。」

でもどうせ来たんだし休も。

ベンチに座り走り回る子供達を見る。

だんだん視界がボヤけてきた。

いつからこんな泣き虫になったんだろ。

「…っぐす…っっン…」

会いたかった。

本当に会いたかった。

けど、やっぱり会えなかった。

仁の言った通りもう会わないのかな。

こんなに誰かを好きになることなんて

初めてだった。

しかも、体売りでまた抱かれたいって

思ったの仁が初めてだよ。

でも仁はそんなこと思ってないだろう。

「好きじゃない」って言ったし

また違う女を抱いているだろう。

俺の事なんて忘れただろう。

なんて、開き直ったってしょうがない。

俺…立ち直れる勇気がない。

「はぁ。」

深くため息をつき、涙を拭った。