朝、目を覚ますと太陽が
直で当たっていた。
「あっつ。」
体を起こすと、まだ服は昨日のまま。
また思い出しちゃう。
違う服に着替えて洗濯機に入れた。
洗おうか迷った。
俺はただその服を見ているしかなかった。
「記憶も一緒に洗えたらな。」
綺麗さっぱりなれるのに。
まだモヤモヤする。
ていうか、本当にもう会えないのかな。
「会いたいな…」
本音が出ちゃった。
そんな事を思いながら洗濯機を回した。
番号聞いておけばよかったな。
ソファーに腰掛けうずくまった。
「…っう…っっン…ぐすっ…ぅぅ…」
涙が止まらなかった。
なんでか知らないけど。
またあの公園に行ったら会えるのかな?
「ぅぅ…ぐすっ…じん…会いたいよー」
俺、やっぱり仁のこと好き。
